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2009/01/01 更新

高卒資格認定試験を受けよう

このページでは、「高卒資格認定試験」(かつての大検)を簡単に取り上げています。詳しくは文部科学省のホームページなどで確認してください。その他、わからないことがあったら、気軽に聞いてくださいね。(掲示板かメールで)

文部科学省内の認定試験の紹介ページ(過去問もあります)・・・ http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm

ご注意

高校をやめた方で、中学校の学習内容はある程度理解できていることを前提としています。よって、中学校にも行ってない、という方には無理があると思います。中学校にあまり行ってない方の場合は、予備校などでしっかり指導してもらうか、通信制の高校で高卒資格を得られるほうが安全です。

また、全日制高校に毎日通ってる方は、今の学校を卒業して高卒資格を得るようにしてください。「毎日学校に行っても、いじめられるだけ」という場合は別ですが、学校で毎日、人と関わりながら過ごすことも大切です。

合格した場合の扱い、04年度までの大検との違い

合格しても高卒資格にはなりませんが、大学入試や資格試験などで高卒と同等に扱われます。

大検との違いは、受検科目(選択科目が実質なくなった)と、全日制高校に在籍していても受検できるようになったことです。

願書の入手について、受験料について

 2008年(平成20年)度の出願期間と試験日程は次の通りです。例年4月ごろに発表されていますので、最新の情報は文部科学省のサイトでご覧ください。

  出願期間 試験日 結果通知発送
1回目 5月9日〜5月21日 8月6、7日 8月29日
2回目 9月5〜17日 11月15、16日 12月12日

受検願書は出願期間の1ヶ月ほど前から、文部科学省か各都道府県の教育委員会で配布されます。受検料は、

  •  7科目以上受検の場合 8500円
  •  4〜6科目受検の場合 6500円
  •  3科目以下受検の場合 4500円

となります。

受検資格は?

翌年の3月31日までに16才になる方。

全日制高校に在籍している場合も受検できます。が、合格しても、その科目を卒業に必要な単位として認めてもらえるかは、在籍する学校長の裁量に任されていますので、全日制高校に在籍した状態で受検する場合は、そのあたりを学校側に確認した方がいいと思います。

試験科目 (全科目受検のススメ)

以下の受検科目にすべて合格することで、高校卒業したのと同等の資格が得られます。8科目(「倫理」と「政治経済」を選んだ場合は9科目)に合格する必要があります。

● 受検科目
選択方法 科目名 出題範囲(高校で一般に言われている科目)
必ず受検する 国語 国語総合
数学 数学1
英語 英語1
世界史(AまたはB)(※) 世界史(AまたはB)
どちらか1科目 日本史(AまたはB)(※) 日本史(AまたはB)
地理(AまたはB)(※) 地理(AまたはB)
どちらか一方 現代社会 現代社会
倫理と政治経済の2科目 倫理と政治経済
2科目を選択 理科総合 理科総合Aと理科総合Bを総合した範囲
物理1 物理1
化学1 化学1
生物1 生物1
地学1 地学1

※ A、Bのついてる科目は、A、Bのどちらかを受検します。

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受検する8〜9科目のうち、今年は半分の4科目受けて、残りは来年以降に受ける、という人がいますが、マーク式なので当てずっぽうでマークしても、えんぴつを転がして出た数字をマークしても合格する可能性があります。(サイコロは持ち込み禁止です。) 受検料もあまり変わらないのでとにかく全科目にチャレンジしましょう。合格なら、次回以降は受ける必要ありません。

 

受検科目の免除

高校で取得した科目があり、上記科目にあるものなら、その科目を合格したものとして扱われます。

科目の免除を受けるには、通っていた高校に行き単位取得証明書を作ってもらう必要があります。あなたの通っていた高校へ出向き、事務室の人に単位取得証明書を作ってもらうよう頼めば作ってもらえるはずです。念のため、印鑑と在籍していたときの生徒手帳を持参してください。

教師(担任含む)に会う必要はありません。(偶然、廊下で会ってしまった場合は、運が悪かったと思って軽く頭を下げましょう。) 自分で行くのがいやなら、お母さんに行ってもらうか、全科目にチャレンジするだけの話です。

全日制の普通科であれば、1年を修了していれば数学と現代社会。2年を修了していれば、さらに国語、英語、理科のうち1〜2科目が免除されます。詳しくは、あなたの生徒手帳などに書いてある履修計画表などを見てください。

※ ここでいう「修了」とは、「各学年で取るべき単位をすべて取った」、ということです。

 

受検の準備

文部科学省のホームページで過去問が紹介されています。準備のための一例を挙げておきます。一応の傾向として、単に知識を問うだけでなく、実験や調査(特に理科や地歴関係)、身近な話題を扱った問題、英語であれば日常会話なんかに出てくる独特の言い回しを問う問題もあります。

 国語と英語

 高校入試程度の問題集をやれば十分。

 現代社会

 いちばん簡単な問題集を繰り返しやるといいでしょう。また、最近の出来事(政治、社会、環境問題など)に関心を持つと、取り組みやすいかと思います。

 世界史

 教科書でも何でもいい(世界史を扱ったマンガでもOK)から、通読しましょう。その上で、簡単な問題集で力をつけましょう。

 地理、日本史

 中学校の範囲で十分合格可能かと思います。不安なら、いちばん簡単な問題集を繰り返しやるといいでしょう。

 物理、化学、生物、地学

 知識や公式を当てはめればすぐに解けるのではなく、実験などを通して出題されることが多いので、問題集をやるだけでなく、NHK教育テレビでやっているそれぞれの科目の講座もチェックしましょう。

 理科総合

 授業をやっている高校が少ないためか、問題集はおろか、教科書もほとんどないため、過去問のみがたよりです。

 それでも、例えば環境問題など身近な話題を扱った問題もあるので、中学校程度の知識があれば、あまり勉強しなくても合格できるかもしれません。

社会系の科目ではA,Bがありますが、多くの場合Aの方が簡単みたいです。ただ、Aは授業を行なっている高校が少なく、問題集や参考書が少ないのが難点です。(特に地理Aが少ない) また、大学入試でも、Aを試験科目としているところは多くありません。(センター試験は全科目ありますが…) よって、あなたの合格後の進路に合わせてどちらを受検するかを決めればいいかと思います。

得意な科目、大学受験で必要な科目
苦手な科目、とりあえず合格しておきたい科目

 

 通信添削、予備校〜上の勉強法では不安な人に…

 通信添削

 費用は1科目15000〜20000円くらい。ほとんどの大検予備校が通信添削を行っているし、また通信講座のお知らせといって、新聞に広告が載ってることもあります。ラジオの短波放送やCS放送を利用した通信講座もあります。

 認定試験を扱う予備校

 費用は通信添削と同じくらいか少し高め。合格できるように指導してくれる他、いろいろな相談にも乗ってくれます。あまり緊張感がなく、アルバイトしながら通う人もいます。

どこも費用は前払いでかなりでかい金額になりますが、途中で辞める場合は払ったお金は返ってきません。良心的なところは、契約期間が過ぎてもタダで見てくれるかもしれませんが、期待しない方がいいでしょう。

ボランティアで教えてくれるところもありますが、無料とはいっても、スタッフが一定せず、あなた自身が迷惑するかもしれないので、あまりオススメできません。

 

どれぐらい取れれば合格できるの?

だいたい60点が合格ラインといわれてますが、平均点が低かった場合は、それ以下でも合格できる場合もあります。

 

認定試験と通信制、定時制高校は相乗り可能?

認定試験での合格科目は、通信制や定時制高校で多くの場合、単位として認められます。そこで、通信制や定時制高校に在籍しながら認定試験合格を目指す方法が考えられます。

  1.  通信制や定時制の単位を認定試験の科目に読み替えて、認定試験に合格する。
  2.  認定試験の合格科目を通信制、定時制の単位として認めてもらい、その他の卒業条件も満たして、通信制・定時制の高校を卒業する。

一般的に、1.は大学進学などこれからの進路が決まってる人、2.は高卒の資格がほしい人におすすめです。しかし、大検の科目と通信制などの履修科目が一致しないことがネックです。例えば、物理は通信制や定時制高校の履修科目にはまずありませんし、化学や地理もあまりありません。詳しくはあなた通う(予定の)学校の履修計画などを見てください。

また、認定試験の合格科目を全日制高校の単位として認めてもらうことも、一応可能です。が、この場合は在学する学校の校長の裁量に委ねられていますので、希望通り行かないこともあるでしょう。

 

高卒資格認定試験から大学をめざす人へ

最近は少子化などで、定員割れが起こったりしていますので、希望すればどこかに入ることはできます。しかし、最近は「大学生の不登校」が問題になっていて、せっかく入っても、長続きせず辞めてしまう人も多いのです。

大学は自由な場所です。だから、「こういう学問をやりたい」とはっきり言える人には、それなりの答えが出る場所ですが、そうでない人にはかなり冷たい場所です。

だから、「大学に行く」と決めたら、

1.まず、どんなことを勉強したいのか、卒業後、どんな道に進みたいのかをある程度考え、

2.その上で、どの大学へ行くのか、

考えるべきです。

とはいえ、、人気のある学部や国立を目指す場合は、それなりの準備が必要です。特に国公立や理系を希望する場合は、大検にはない数学(数学2、数学3、数学A、数学B、数学C)を別に勉強しなければなりません。理系希望なら、極端に数学が苦手、ということはあまりないと思うので、大検を受ける段階で少なくとも数学2・A・Bはマスターしておく。そして、大検の本試験の段階では、数学3にも手をつけておきたいものです。そして、入試の6ヶ月前には教科書の範囲はマスターしておき、その後は入試問題に取り組んでいくのが理想です。

また、私立の文系を希望する場合でも、数学1、Aが必要な場合もあります。数学だけに限ったことではありませんがどの科目も大検レベルでは対処できないので、希望する大学のレベルに対処できるよう練習を積むことが必要です。独学でやるのは難しいので、予備校や塾に行くか、家庭教師に来てもらうのも手です。

実際、高校(特に進学校)では、教科書はほとんどやらず入試の問題集を急ぎ足でこなします。教科書は予習でやれ、というのが学校側の言い分ですが、塾などで教えてもらわないとついていくのが大変です。それに、毎日6時間の授業を受け、日が暮れるまで部活動で、帰宅したら8時を過ぎるのもざらです。予習、復習など自分で勉強するのはその後で、終わると深夜1〜2時になります。通学時間を考慮に入れると睡眠時間は4時間ほどしかありません。高校へ行ってる人は、それだけの「苦労」をして勉強にいそしんでるのだから、そこまでいかなくても、それなりの覚悟は必要でしょう。


認定試験合格で大学を受験する場合、高校に1年以上通った人はその高校の成績証明書か単位取得証明書を提出するよう言われる可能性があります。(特に国立で調査書を合否判定に使うところは絶対。しかし、実際は開封しないことが多いようです。) 私の場合、受験した2つの大学はどっちも必要で、それも片方は募集要項にその事を書いてなく、願書を提出後、電話で直接言われました。本当に気分悪かったです。

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