私立・広域の通信制高校
「通信制高校」で検索すると、ヒットするのはほとんどがこの手の学校です。本校は辺鄙な所でも、市街地のオフィスビルなんかに教室を構えている学校(おそらく分校だと思います。)が多く、そこに通って授業のビデオを見たりして学習を進めていくようです。NHK教育テレビの高校講座を見て学習を進める学校もあります。
多くの学校は入学は随時可能。面接だけのため、希望すればほぼ入学できます。
他にやりたいことがあるが、全日制だと拘束時間が長いので苦痛な人。やりたいことが無い人は、可能な限り公立の通信制をお勧めします。
卒業後の進路(大学以外)がほぼ決まっている人。
- ネットなどで広告をバンバン出しているので目に付く機会が多く、おそらくはどんな人でも「お客様」として迎えてくれます。
- 学校に一度も通うことなく3年で卒業できる学校(←公立ではありえない)があったり、高校1年途中で辞めた人でも、他の同級生と同じ時期に卒業できるそうです。
※ 管理者の先入観も含まれています。が、この手の学校の関係者におかれましては、「このように取られても仕方がない」とも感じていただきたいと思います。
めっちゃ冷たい対応
入学時にガイダンスを受けますが、卒業に必要な単位や受講すべき科目、クラス活動の時間数が告げられます。この点はめっちゃ事務的で冷たい感じがします。
オフィスビルが教室になっている場合は
授業のメンバーは毎回異なりますが、オフィスビルが教室になっている学校は生徒が少なく、生徒は自分一人、という状況もあり得ます。生徒がたくさんいるよりも、自分一人の方がいいという子もいると思いますが・・・。
営業トークに惑わされないように…
中学校に行ってなかったり、家に閉じこもりがちな子にしっかりと対応していることを売り物にしている学校もあるかと思いますが、学校側は金儲けなので、どんな形でもいいから来てほしいわけです。なので入学前には、あなたが喜びそうなことを根拠もないのに(つまり、ウソ)話す可能性があります。
それでいて入ってしまうと、入学前の説明と違っていても、まともには応じてもらえないでしょう。まさに「釣った魚にエサはやらぬ」です。
紛らわしかったり、カタカナ交じりの学校名が多い
これらの学校は知名度が低いため、在学中や20代くらいでバイトや就職の面接を受けると、「何、この学校?」みたいな反応をされてしまう。
また、歴史上人物が校名になっている通信制高校がありますが、この人物の名前が入った高校が当サイトの管理者の地域にもあります。が、こちらは女子校(それもお嬢様学校)で、男の子ならこの学校についていちいち説明しなければならないし、女の子でも「○○先生って今でもいる?」みたいなことを根掘り葉掘り聞かれるかもしれません。
高卒資格を安売りしている
公園の散歩が体育の授業だったり、遠足のおやつ代が数学の授業という学校もあるようです。ここまで来ると「何のための高卒資格だ」と思うし、「そこまでして高卒資格が欲しいか」とも言いたくなります。
こちらから余程問い合わせないと進路などの相談に応じてもらえない。最終学年での進路指導がない学校もあると思われます。
学習内容のレベルがあまりにも低すぎる(小学校4〜5年ぐらいの内容からスタートします。)ため、別に塾に通うなりして学力をつけたほうがいいでしょう。高卒資格認定試験との併用ができるので、得意科目はそちらで取ってしまうのも手です。
一方で大学受験に対応したカリキュラムを設置している学校もあるはずです。また、学校推薦を受けられる学校もあるにはあるようです。
私学なのでそこそこはかかると思いますが、全日制(私立)よりは安いと思います。
2020/5/12 更新