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「不登校」ってなあに?

 このページでは、「不登校」「高校中退」について「ねたろー流」の説明をしています。

「不登校」の子が現実に直面する問題

行か(け)ない子どもと学校

 最近は、「不登校」の問題がマスコミに取り上げられることは少なくなりました。ネタが出尽くした感がありますが、結果として社会の関心が低くなっているようです。以前は、「お母さんから『あした、いいこと』を紹介された」とメールをくれた子どももいましたが、今、子どもらの話を聞いていると、「あした、いいこと」を見ていると、親からパソコンを使えないようにされてしまいそうな感じです。

 他の人が学校に行ってる時間、行か(け)ない子の過ごし方は様々です。いただくメールによれば、学校で与えられたプリントをやっていることが多いようです。とはいうものの、最近は理解のない親が多く、「何で学校に行かない」と罵られることが多いみたいです。

 子どもにとってみれば、「学校に行かないのは自分だけ」という場合が多いので、これは大きな不安でしょう。当サイトに寄せられる子どもからの相談では、「行けない理由」のほとんどが友達がいない(グループに入れない)、「いじめ」などの人間関係ですが、 多くの子は学校には行きたいようです。でも、「学校が楽しい」「勉強したい」という積極的な理由ではなく、「以前のように友達がいた学校に戻りたい」というような情緒的な理由からです。

 例えば、大きな災害が起こった時、被災地の学校が長期にわたって休校になることがあります。そしてその学校が再開された時にマスコミがその学校の子どもにインタビューするのですが、子どもの多くは「再開されてよかった」などと好意的に答えています。それはおそらく「また勉強できる」というよりは「友達に会えてよかった」「前の生活に戻れる」という理由の方が大きいかと思います。「行けない子」たちが「行きたい」というのは、こういうのに近いと思います。

フリースクールと適応指導教室

 民間(NPO)のフリースクールや適応指導教室(主に自治体が設置)などが増えてきました。が、利用する子どもは多くて全体の4分の1程度と思われ、最近は減っているような印象を受けます。何よりも学校に行くか行かないかで悩んでいるため、フリースクールなどは選択肢に入ってない人が多いです。

 こういった場所を利用したいと思っても、民間の場合は学校の授業料よりもはるかに高い利用料が必要になります。お金を払うのは親ですので、親の理解と決断も必要です。

 また、そこに通うとなると学校とは縁が切れることになる(※)ので、親御さんにとっては相当不安だと思います。それ以前に親御さんは「学校へ行ってほしい」と思ってる場合がほとんどなので、なかなか勧めません。

 図書館で一人で勉強したり、親が熱心な場合は「ホームスクーリング」(親に勉強を教える)という手段を取ることもあります。また「学校の勉強は必要ない」と自分の好きなことだけをする子どももいます。でも、精神的にも経済的にも家族の強力なバックアップが必要なため、こういう方法を選択できる人はごくわずかと思われます。

 「学校に行かなくても、勉強だけしていれば十分」という親もいて、家庭教師に来てもらったり、塾に行かせたり、前述のフリースクールなどに通わせていることもあります。

 こういった場所の概要は、「学校に行か(け)ない子の行き場所について」で詳しく述べていますが、最近はこういった「『行か(け)ない子』を学校から切り離すようなやり方」に私は反対しているため、本人が余程納得しない限りはお勧めしていません。

 なお、公的機関・民間とも、成果を強調して宣伝している場所がありますが、それらには疑問が多いです。詳しくはメルマガ「いいこといっぱい!DX」(リンクはトップページ)で取り上げることがあるので、よろしければご購読ください。

※ 特に適応指導教室など自治体が設置している施設に多いですが、手続き上「転校」という形で利用させることが多いようです。一応「元の学校に行けるようになったら、戻ってもいい」という形にはなっていますが、この場合も元の学校に「転校」する形になります。このような手続きが親御さんを不安にしているものと思われます。

親御さんの問題?

最近はサポート校などという訳のわからん場所も登場し、子どもたちの進路の選択肢は広がりつつあります。しかし、特に親御さんからの相談を読んでいる限りでは、やっぱり「学校に行かないこと」に自体に思い悩んでいるようです。「たかが学校、されど学校」ということなんでしょう。

もっと言えば、「本人に原因がある」「自分の子育てに原因がある」と思っている親御さんが多いようです。このような親御さんは自分を責め、学校や社会に対し負い目を感じていることが多いので、要望(「子どもに対して○○してほしい」というような)を出すことが困難だと思われます。結果として、どうしても「学校から何か言ってくるのを待つ」姿勢になりますが、学校側から何も言って来ないことが少なくないので、時間だけが過ぎて行きます。

学年が変わり、担任が変わったりクラス替えがあると、最早「時効」です。「行けなくなった」ことの当事者がいなくなってしまい、本人やご家族が問題のすべてを抱え込んでしまうことになります。そうなるのがかわいそうです。このようななる前に、親の心理状態を悟った上で、学校側から積極的に関わって行くが必要かと思われますが、このような動きはまったくありません。

もっとも、こういう問題は、延々と続いていくものかもしれませんし、いくらカウンセラーなどが応対しても、解決できる問題ではありません。

親向けのアドバイスは「子どもが学校に行か(け)なくなったら」にあります。

中学卒業後の進路について

 最近は高校側の理解も広がり、希望した子は全日制の高校に入れています。とはいえ、中学3年(それも3学期になって)になって慌てて受験の準備を始めている子もいます。

 とはいっても、中学時代、学校に行か(け)なかった子は、そのことを隠そうとするため、その部分でストレスを感じて行き詰ることも少なくありません。

 進路については、「学校じゃ教えてくれない進路情報」で紹介しています。

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2017/02/12 更新