他の家族、親族について
他の家族、親類との関係は?
子ども(本人)が行ってないことを深く気にしないよう、配慮してください。
学校に行か(け)なくなることで、周囲の人があれこれ口出しして来ることが多くなると思います。嫁姑の問題など、家族が抱えている矛盾が噴出することがあり、本当に大変です。
☆ 兄弟姉妹に対して
その子の行か(け)ない理由がはっきりしている場合は、そのことをはっきり伝え、理解を求めてください。理由がはっきりしなかったり、このことで文句をつけてくる場合は、
「あなた(おまえ)は、学校が楽しいかな?」
とたずねてみて、Noの返事なら、
「おまえ(あなた)も行きたくなければ、行かなくていいんだよ。」
と声をかけてください。実際、学校に行きたくて行ってる子はきわめて少なく、多くの子どもは相当ストレスがたまっています。 我慢できないなら、行かない方がいい場合もあるかもしれませんし、現実にこういう形で兄弟全員が行かなくなるケースはよくありますが、その方が親も子も吹っ切れて、家族の関係がうまく行くみたいです。
☆ 祖父母が同居している場合
こちらは説得するのが難しいです。今の学校を取り巻く問題を説明するなどして、理解してもらえるようがんばってください。また、この問題に理解のある年配の人(例えばカウンセラー、フリースクールの関係者、一部の理解ある大学教授、退職教師など)に間に入ってもらうのも1つの方法だと思います。それでもだめな場合は、別居を考えるか、祖父母がお亡くなりになるのを待つしかないでしょう。
☆ 別居している親類など
親類が理解あるかないかは、直接会って話してみないとわからないですが、子ども(本人)にいちばん近いあなたがしっかり子どもを守っていれば、つまり、子どもの悪口を言われても、しっかり子どもをフォローすることができれば、子ども本人が少々悪口を言われても大丈夫です。
☆ 近所の人、職場の同僚など
コミュニケーションを取る際、子どもの話題で話を始める人が多いので、そういう会話の中で「私の子どもは学校に行か(け)ない」とを話すのは大変勇気が要るし、ストレスにもなります。とはいっても、子どもが学校に問題なく行っていれば、あなた様もおそらく、そのように話を始めるのでしょうから、何とも言えない問題です。現状でいちばん懸命な受け答え方は、「元気にしてるよ」などと軽く受け流すことだと思われます。
「学校に行か(け)ない」子どもをお持ちの親御さんに対しては、子どもの話題で話をしないのがベストですけどね。