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ホンマにもう、この精神科医はいつもやってくれますね。新聞に「30・40代の引きこもりが増えている」という記事を載せていて、その中で「人生は年齢じゃない。『もう年だから』と言わず頑張ってほしい」と「ひきこもり」状態の人にエールを送っているんです。 でも、人それぞれ、事情は異なります。多くの人は、職場などで理不尽な扱いを受け、仕事を失ってどうしていいかわからず「ひきこもって」いるのだと思います。本当に誰に相談していいかもわからず、とりあえず精神科にかかっているんじゃないでしょうか? だとすれば、当人だけに発破をかけて済む問題ではありません。この人が言うことは、本当に無責任です。励ますだけだったら、誰でも出来ます。 この人は、こういった問題を抱えている人を高台から見下ろしている成功者という感じがして、いつも感じ悪いです。 (以前、私の日記に記載した文章。)
2009/01/01 更新 |
相談援助について従来は「いろんな人に相談しましょう!」と言っていましたが、現実に「相談してよかった」と思える人がどれくらいいるのでしょうか? 相談できる場所は、公的・民間含めたくさんありますが、評判はあまりよくありません。それでも、いろんな人に知ってもらえることで、いい方向に進むことがあるかもしれません。 公的機関(保健所、精神保健センターなど)とりあえずは、公的の機関(精神保健センター)に相談されることをおすすめします。予約制だとは思いますが、資格を持ったカウンセラーなどが相談に乗ってくれます。 ある専門家によれば、精神保健センターにはこの種の情報が集中していて、「引きこもり」問題に詳しい医者などを紹介してくれるそうです。地元の保健所でも保健婦(士)などが相談に乗ってくれたりします。利用料は多くの場合無料です。 精神保健センターは各都道府県に1つずつ、保健所は各市町村に設置されています。所在地などは、あなたのお住まいの市町村や都道府県のホームページをご覧ください。精神保健センターや保健所の所在地一覧があるはずです。 民間、NPOの相談(カウンセリング)施設民間の支援団体もNPOなどを含めてたくさんあります。ホームページもたくさん出てますので、検索エンジンのキーワード欄に「ひきこもり 相談」などと記入し、探してみてください。 ただ、民間の場合は、相談だけで1時間につき5000〜15000円程度と費用が相当かかります。何らかの療法を受ければさらにかかります。でも、民間の方がこの問題に詳しいこともあり、場所にもよりますが、満足できることもあるかもしれません。 病院や施設・グループホームへの入所病院に行く場合は、精神科、神経科、心療内科などにかかることになりますが、基本的には相談すること(カウンセリング)や行動療法が中心になるかと思います。診察を受けない時に利用するデイケアなどの施設もあります。ただ、理解のない医師に当たってしまったら、精神安定剤を投薬されて終わりです。(うちの相談にもありました。) いちばんいいのは、上記の精神保健センターなどに問い合せて、この種の問題に詳しい医師を紹介してもらうことでしょう。 また寄宿制の施設もありますが、施設での生活には適応できても、それで「退所後に今までできなかったことがスムーズにできる」とは限りません。私個人としては、ご本人やご家族の気分転換みたいな形で短期で利用することをオススメしています。 しかし、現実は…。あまり十分な対処ができてないのが現状です。「公的機関は無料」と書きましたが、保健所にいるという保健婦(士)という人がこの問題に精通しているかは疑問ですし、多忙を理由に断られることもあるようです。 また、民間でも同じなのですが、応対した人への不満も多いのです。「いただいたメールから」で取り上げてますが、「愛情を持って見守るように」というアドバイスに不信感を抱く親御さんも少なくありません。「悩みや苦しみを好意的に受け止めても、それに対しては答えない」というのがカウンセリングの基本かもしれませんが、相談する側は「答え」を教えてほしくて相談するもので、「カウンセリングとは何なのか?」を一般の方に周知させることも必要かと思います。 相談して、一度、不信感を抱いてしまうと、相談する側は失望し、今後なかなか相談できないようになってしまいます。相談を受ける側も、このことを十分認識すべきです。 一方で、利用する側にも考えてほしいことがあります。それは、この問題は1回相談して解決できる(答えが出る。)ような問題ではないのです。だから、何度も通ってみて、家庭の事情や本人の生い立ちなどを話してみれば、向こうも事情が理解でき、より良いアドバイスが得られるかもしれません。 「あした、いいこと」でも相談受付中です私としては、皆さんがお話しいただいたことを、学校や職場・地域での様々な活動に活かしていただくよう、各方面に広げて行きたいと思っています。相談したことで解決するのは困難ですが、「自分が話すことが、人の役に立っている」と思って話していただけると嬉しく思います。リンクは→にある「ねたろーに相談する」の画像です。(アクセス方法によっては表示されないことがあります。) |
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