このページでは、「不登校」「高校中退」について「ねたろー流」の説明をしています。
「高校中退」について
「高校中退」とは、高校を卒業せずに退学することを言いますが、ここ数年は減ってきていると思います。各地の教育委員会で統計を取っていますが、学校に合わなかったり、進路変更のために辞めていく人が多いようです。
「あした、いいこと」で出てくる話
当サイトでは、高校1年の女の子から「教室に友達(話せる人)がいないから、学校を辞めたい」という相談をよくいただきます。中学時代に「行け(け)なかった」経験を持つ子もいますが、持たない子も少なくありません。
教室で一人ぼっちでいると「周りから『暗い子』と思われてるのではないか?」と思い込んでしまい、教室にいられなくなり、学校にも行けなくなる、という経過をたどっているようです。大学生でも、こういうことで行けなくなる子がいます。
「友達がほしいなら、自分から話しかければいい」という人もいるでしょうが、そんな簡単な問題ではありません。
生徒対教師という関係を考えると、どうしても生徒は弱い
こういった理由は、「進路変更のため」でもなく「学校に合わない」からでもなく、その点がかわいそうだと思います。「友達がいないから…」ということなので、逆に言えば、友達がいれば学校に行けるわけです。
「高校時代の友人は一生の財産」と言う人がいますが、これは間違っていないでしょう。だから、もしいないなら、その人はこの時点で大きなビハインドを背負うことになります。この部分で学校が何ができるか、真剣に考えていただきたいものです。
高校側としては、「高校生なんだから、自分の気持ちははっきり言えるはず」と思っているんでしょうけど、「生徒対教師」の関係であれば、どうしても生徒の方が弱く、教師と対等に話ができないはずです。だから、教師の方も、そのあたりを理解して、生徒と信頼関係をどう築いていけばいいのかを考えていただきたいです。教師のコミュニケーションがしっかり取れていれば、辞めずに済んだケースも多いと思います。
高校を辞めた後の進路について
通信制高校に入りなおす子が多いと思います。詳しくは「学校じゃ教えてくれない進路情報」をご覧ください。
でも、次の学校などで行き詰ってしまう子もいます。可能な限り、辞めないようにするのがいちばんかと思いますが、そのためには生徒の方が頑張るだけでなく、教師や同じクラスの人の配慮も必要でしょう。